white and brown concrete bungalow under clear blue sky

都会3階建てと郊外平屋

都市近郊では、小さな敷地いっぱいに立つ3階建ての戸建て住宅をよく見かけます。利便性の高い都市近郊の土地はコストが高くつくので、土地の面積が狭くなりがちですが、3階建て住宅なら狭い土地でも階層を増やすことで生活空間を増やすことができます。2階と3階にリビングスペースをとれば、1階に駐車スペースを確保できます。また、3階建ては地震の時が心配ですが、最近の住宅性能は一昔前よりも向上しており、耐震性の高い3階建て住宅も増えています。このように3階建てでも十分な居住空間を確保しながら地震等の災害にも安心して住むことができ、3階建て戸建ては都市近郊で注目されています。

しかし、そんな3階建て住宅もいいことばかりではありません。3階建て住宅の最大のデメリットは階段の上り下りでしょう。洗濯物を1階から上層階のベランダに運んだり、買ってきた食料を2階の冷蔵庫に運んだり、部屋を掃除するのに重い掃除機を下から上まで運ばなければならなかったりと、それだけでかなりの重労働です。また、高齢になると足腰が弱り、階段の上り下りがしんどくなったり、段差につまづくなどして転倒し大けがをするリスクもありますので、年を取ったら住み替えが必要になるでしょう。

この点、平屋の住宅では、生活動線がすべてワンフロアで完結するため、3階建て住宅のような階段の上り下りによる不便がありません。高齢になっても手すりやスロープ設置などのリフォーム等すれば、住み替えの必要もありません。

しかし、都市部で立地の良い場所は地価が高過ぎて、一般的な給与所得者の世帯で十分な広さの平屋を建てることはコスト面でハードルが高く、また十分な日照を得ることも困難になるでしょう。

そこで、平屋を建てるなら、比較的土地が安い郊外や地方ということになります。通勤や通学、老後のことを考えるとなるべく駅近の立地がよいでしょう。


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