elderly couple holding bouquet of flowers while holding hands

待機老人問題

都市圏では保育園に入れない待機児童が問題となっていますが、高齢者の福祉施設に入所できない待機老人も問題となっています。

老後を見据え、いざというときに頼りにできる身内が気軽に立ち寄れるよう、都会へ住み替える高齢者が増えているそうですが、老後の世話を身内に頼れるのも限度があります。身内の支援が難しくなると、高齢者支援や介護サービスを受けるための施設へ入所するしかありませんが、費用が高額となり、費用が割安な施設は高齢者が多い都市部では空きがなく、入所まで相当の期間を要します。

待機児童では、働く親が子供を預けられず、仕事を減らしたり、退職を余儀なくされ、生活に支障がでてしまいますが、待機老人問題も、高齢の親を施設に預けることができず、自ら世話や介護せざるを得ず、自分の仕事や家庭生活にも影響が及んでしまいます。

かえって郊外にある施設の方が空きがあり入所がスムーズだったりするので、老後は都会の方が安心とは一概には言えません。老後に向け郊外から都会へ移住する際には、このようなリスクも十分考えておく必要があります。


注文住宅(施工主)ランキング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です