郊外の戸建てから都市部のマンションへ引っ越すことのメリットは利便性でしょう。通勤やお出かけ、買い物に便利ですし、病院や大学・高校などへのアクセスもいいです。
車がなくても生活に支障がないので、駐車場の賃料や車の維持費などかかりません。また、2階建て以上が主流の戸建てとは違い、ワンフロアで生活動線がシンプルで暮らしやすく、引越しもラクです。
しかし駅近で立地のよいマンションは価格や賃料が高額になりがちです。そこで、価格がリーズナブルなマンションを探すと駅から距離のある立地となり、利便性が失われます。
利便性を補うため車を持つことになるとコストが余分にかかってしまい、わざわざ郊外から引っ越す必要がなかったということになりかねません。
都市部のマンションは駅近でないとそのメリットを十分に感じることができませんが、そのためには高いコストがかかることを覚悟しなければなりません。
ここで、郊外にも目を向けてみましょう。
郊外でも駅近なら利便性がいいです。しかし、郊外駅近ではマンション自体が少ないかもしれません。そこで、郊外駅近の戸建てが選択肢の一つとなりますが、戸建てでも2階、3階建てとなると階段上り下りがあり、特に高齢となったときに心配ですが、平屋であればその心配がなくなります。
平屋の場合、老後夫婦だけで暮らすならそれほどの広さはいらないかもしれませんが、子育て世代では、子供部屋や収納スペースなども必要になり、敷地にある程度の広さがないと手狭になってしまうでしょう。
しかし、コストが高くスペースにも限りのある都市部のマンションに比べれば、十分な居住スペースを確保することができ、老後もワンフロアでラクに暮らすこともできますので、長い目で見ればコストを抑えることができます。
都市部のマンションもいいですが、郊外・駅近・平屋もおすすめです。