畳の和室は古くから日本の住宅の定番です。
和室の雰囲気や畳の香り、肌触りは、心を落ち着かせてくれます。和室は、日本人の心のオアシスともいえる存在です。最近ではモダンテイストの和室も増えています。
以前住んでいたアパートやマンションには、和室がありました。子どもが小さいうちは畳を這い回ってちょうど良い遊びの空間となり、おむつ替えのスペースとしても活用できました。
また子どもが少し大きくなってからもベッドで寝かせるより、畳で布団を敷いた方が寝返りを打ったときに転落の心配もなく安心でした。畳の部屋は子育てスペースとして大変重宝しました。
しかし、今の家には畳の部屋はありません。新居の寝床は布団をやめてすべてベッドにしたことと、和室を作らない代わりにリビングを広くしたかったためです。
和室を作ればフローリングとは違う落ち着く空間になると思いましたが、普段それほど活用する場面がイメージできませんでした。新居のリビングは広く開放的な空間にしたいというこだわりがあったため、そちらにスペースを割くことにしました。
子どもは畳の部屋に寝転ぶのが好きだったので、残念そうでしたが、フローリングに置くタイプの畳を後で敷くこともできると言って納得してもらいました。
和室がない分、大きなリビングスペースが取れたのでとりあえず良かったと思います。ただ、フローリングだけだと単調ですし日本の家の雰囲気がありませんので、もしスペースに余裕があれば、和室を取り入れても良かったかなとも思います。
ただ、畳はダニやカビが繁殖しないように気をつけるのと、定期的に裏返したり張り替えたりするなど手間がかかることにも気をつける必要があります。和室を作るかどうかは、畳のメンテナンスの手間やコストも含めて考えることをオススメします。