家を建てるとき、全館空調を検討しました。
普通は、各部屋にエアコンを設置して部屋を冷やしたり暖めたりしますが、全館空調では一つの空調機で家全体の冷暖房をコントロールします。
家全体が一定の温度に保たれ、部屋ごとに寒暖差がなくなりますので、急な寒暖差による体調への悪影響、いわゆるヒートショックのリスクを減らせます。
真冬に暖かい部屋から寒い部屋へ行くと、心臓に負担がかかりますよね。高齢者では命に関わることもありますのでなるべく寒暖差がない方が体への負担が少なくて済みます。
個別空調の場合、各部屋にエアコンがあるので、フィルターの掃除が面倒です。戸建てになると部屋の数が増えるため、フィルター掃除の手間が増えてゲンナリします。
その点全館空調なら空調設備が一カ所なので、フィルター掃除がラクだし、健康にもいいので、当初は導入に前向きでした。
しかし、結局はコストがかかりすぎるので、導入はしませんでした。全館空調もエアコン同様に機械ですので、10年程度の耐用年数を過ぎると基本的には交換が必要になります。
初期費用も相当なコストがかかりますが、10年程度でまた高額なコストがかかるのは、資金に余裕があるなら別ですが、我が家には厳しいので、見送りとなりました。
フィルター掃除の手間は致し方なしとあきらめていましたが、エアコンにはフィルター自動掃除機能がついているものがあることを後々知りました。
いままで安いエアコンしか使っていなかったのですが、少し高めのエアコンでがフィルター自動掃除機能が備わっており、頻繁なフィルター掃除が不要だということがわかりました。
新居のリビングに導入したエアコンはそこそこいい値段したのですが、フィルター自動掃除機能つきで、フィルターを自分で掃除する手間がほとんどありません。(取説によると2年に1回程度で済むようです)
結果的には個別空調でもフィルター掃除の問題は解決できたので、全館空調にしなくてよかったのかなと思います。